1999年第1期(1〜2月)作品
今期のテーマは『つとめて(早朝)』『バレンタイン』『夢』の3つです

沙恵希さんの作品

あらだいさんの作品

慶樹(樹雷科学)さんの作品

藻枝笹峰さんの作品

えびすさんの作品

TOMOちゃんの作品

唐須一二三さんの作品

DIN−GIRさんの作品

パワーマンさんの作品


TOMJINさん、るりゅーさん、けいんさん、李 裕祥さん、Explorerさんは未提出でした。
沙恵希さんの作品

投稿作品のテーマ:バレンタイン
タイトル:一途な想い
遠くの方から小鳥達の声を優しい風が運んでくる。
その声は今日と言う日を祝福するように朝を告げていた・・・。
きらきらとした朝日が眩しく光っている。
まだ薄もやの立ち込める早朝ほかのものはまだ夢を見ている時間帯
だったが一人だけ今日はいつもより更に早く起きてる少女がいた。
台所からは甘い香りが漂ってくる。
お鍋でゆっくりとチョコを溶かしながらトッピングするものを用意
したり、ラッピングするきらきらしたビニールや素敵な模様の
入った紙を集めたりと忙しくしていた。

今日はバレンタインデー。
砂沙美は密かに想いを寄せる人に一度でいいから想いを込めた
手作りチョコを渡す事をずっと夢みていた。
砂沙美はほんとは昨日までにチョコを完成させ奇麗に包んであったの
だが、知らぬ間に魎呼に「ん!?これはチョコ!さては阿重霞だなぁ!
こんな物、あたしが食ってやるぅ〜!」ってな具合に 勝手に阿重霞が
作ったものと思い込んだ魎呼に食われてしまい後々みんなで
一騒動あったことは言うまでもないが、砂沙美はそれでもめげなかった。
魎呼に食べられた時はホントに悲しかったが、でもここで諦めちゃいけない!
前よりよくは出来ないけれど、砂沙美の想い、少しでもいいから伝えたい!
で、今朝、大急ぎで作ってる訳だった。

「・・・砂沙美のチョコ、受け取ってくれるかなぁ。」
美味しく出来るだろうか、形が変にならないだろうか、
包装が気に入ってくれないかも、また誰かに食べられないかな、
そして何より受け取って・・・喜んでくれるかなぁ等とドキドキと心を
ときめかせながらチョコ作りに励む砂沙美ちゃんは
いつもより何か輝いているようだった。
そう、朝日に負けないくらい・・・。

しばらくしてチョコは出来上がった。急いで作ったため一作目よりは
出来は劣ったが、込められた想いは一層強く感じられた・・・。
沙恵希さんによる後書き
タイトル通り砂沙美ちゃんの一途でけなげな想いをチョコという形で
表現してみました。砂沙美ちゃんの想い、きっと伝わるよ!!
て言うか、沙恵希も貰いたぁ〜い!!(^^;)

あらだいさんの作品
投稿作品テーマ:つとめて(早朝)
投稿作品テーマ:バレンタイン
大意

包丁とまな板が奏でる歯切れの良いメロディー。
そのままですね…。
しかも自分の願望がごちゃ混ぜでちょっと辛いかも。
大意

相変わらず私らしくありませんね…。
書いている自分でも赤面してしまいます。
結構こういうのって期待感が感じられるものなんですね。
気になって物事が落着かない…
そういう情景が思い描ければOKかな?
投稿作品テーマ:夢
投稿作品テーマ:夢
大意

願望丸出しですね。
もし実際にこういう夢を見たら、
夢の続きが見たくて学校サボってます。
大意

そのまんまですね。
しかしこれって口説き文句にも使えそうですね。
肩に手をやって耳元でこの一言。
でもこれって古いかもねえ。

慶樹(樹雷科学)さんの作品
投稿作品テーマ:夢
大意

3年連続砂沙美ちゃん初夢成功(笑)。

藻枝笹峰さんの作品

 投稿作品のテーマ:つとめて(早朝)
タイトル:色とりどりの朝
「今日は白だよ」
 柾木家の……柾木天地の朝は、砂沙美のこんなささやきで始まる。無論、毎朝同じわけではない。その日によって「今日は水玉だよ」とか「今日はキ○ィちゃんだよ」というように変化するのだ。
 あれから……天地にパンツをプレゼントされたあの日から、砂沙美はすっかりこの地球の下着が気に入ってしまい、こっそり買い集めるようになっていた。これには理由がある。
 樹雷の下着というのは、通気性、吸湿性、柔軟性、保温力、装着感などどれをとっても地球の下着より優れている。ボディスーツ様の下着は、ゴムのような締め付け感もなく、また砂沙美ほどの出自になると、全てがオーダーメイドで体にぴったり合うように仕立てられているので、まさに最高の着心地となるのだ。しかし、砂沙美に言わせると「こんなのぜんぜんかわいくない」のだそうだ。
 樹雷に砂沙美の言うような「かわいい」下着がまったくないわけではない。下町のほうに行けば地球でいう「パンツ」のような形の下着も売っているし、中には子供向けのデザインのものもある。しかし、砂沙美にはそういったものを手に入れる機会はまずないし、仮にあったとしても姉の阿重霞や付き人などに取り上げられてしまっただろう。皇位継承権のある姫がこのメーカーのこの下着を着用している……などと噂になってしまっただけでも市場に大きな影響を与えてしまうのだから、これも致し方ないことだ。
 ところが、地球ではそんなわずらわしいことを考える必要がほとんどないのである。開放された砂沙美は、阿重霞の小言もなんのその、3枚いくらの「かわいい」パンツを買い漁っては天地に「披露」するようになっていたのだった。
 柾木家の中で早起きなのは、砂沙美、天地、勝仁の3人で、だいたい同じ時刻にリビングに現われる。ただし、勝仁は、週の半分以上は神社で寝泊まりしているので、砂沙美と天地の二人っきりになることが多い。
 砂沙美が朝食を作っている間、天地はテレビのニュースを見たり、新聞に目を通したりして過ごしている。砂沙美がいたずらをしかけるのはこんなときだ。鍋の火を弱火にしてこっそり天地に近づき、そっと耳元でささやく。勝仁が横に座っててもやるのだから、度胸が良いというかなんというか。聞かされる天地の方が焦るやらうろたえるやらで大変なのである。
 履いているパンツの色や模様を言うだけの他愛のない遊びである。だが、本来なら高校に通っているくらいの年齢の健全な青少年である天地には、これはかなり刺激の強い攻撃のようで、毎朝同じようなことを聞かされているくせに、その度に赤くなったり青くなったり、さまざまな反応で砂沙美を楽しませてくれるのであった。
「今日はね……」
 頭のすぐ後ろから砂沙美に声をかけられると、天地はソファから10センチ近くも飛び上がった。今朝は勝仁もいないので、砂沙美も大胆に話し掛けることにしたらしい。
「な、な、なにかな、砂沙美ちゃん?」
 引き攣った笑顔の天地は、すっかり腰がひけている。砂沙美はちょっと口を尖らせて、天地の前に回り込んだ。
「なにって、今日の砂沙美のパンツだよ。天地にいちゃん、聞きたくないの?」
「い、いや……ははは……」
 とことん答えにくい砂沙美の質問に、天地は頭の後ろを掻きながら笑ってごまかす。砂沙美は両手を腰に当てて下を向き、ふぅと息を吐いた。顔を上げたとき、砂沙美はもういつもの笑顔である。天地がソファからずり落ちそうになっているのは見ないふりをして、話の続きを開始する。
「あのね、今日は砂沙美ね……はいてないんだよ」
「履いてないって……ええっ?!」
 期待通りの天地の反応に、砂沙美は満足そうに頬を染めると、エプロンのポケットから証拠を取り出した。
「ほらね」
 パンツである。真っ白な生地に赤カブのような絵がドカッと描かれているのは、よく見ればニンジンを横に大きくデフォルメしたものだとわかる。砂沙美がパンツの反対側を見せると、左上にお尻の側に描かれていた絵を小さくしたものがあり、その上に「CARROT」という文字が太い書体で書かれてあった。砂沙美が最近見つけたお気に入りの「ニンジンのバックプリント」である。
「さ、砂沙美ちゃん、ほんとに……?」
 砂沙美のもつパンツに吸い寄せられていた天地の視線が自然に下がって、足の付け根あたりで止まる。もちろんそこは、スカートとエプロンとで二重に隠されているので中を窺うことはできないが、砂沙美は天地の視線が突き刺さるような気がして、ふとももをもじもじと擦り合わせた。
「ちょっと前にテレビでやってたでしょ?ノーパン健康法って。砂沙美もやってみよ〜かな〜って……」
「ダメだよっ!」
 冗談ぽい口調で言う砂沙美に、天地は真剣な顔で反駁する。
「健康法だなんて!砂沙美ちゃんはまだ子供なんだから、そんなことしなくても!……いいんだよ」
 あまりに強く言われて砂沙美がびっくりした顔になっている。それを見て、天地も言いすぎたかと声を少し小さくした。
「そ、そんなことしてると、お尻が風邪ひいちゃうぞ」
 さらっと流そうとした天地だが、これは失敗だ。砂沙美が気を取り直してくすっと笑う。
「砂沙美のお尻は風邪なんかひきませんよぉ〜だ」
「待った!」
 くるっと背を向けて台所に戻ろうとする砂沙美の腕を、天地がとっさに捕まえた。
「な、なに、天地にいちゃん?」
「履きなさい」
 天地が自分のことを心配して言ってくれているのは、砂沙美にもよくわかっている。だが、子供扱いするような言い方にはちょっとカチンとくるのだ。
「やだよ。砂沙美、今日一日ノーパンですごすんだもん」
「ダメだ。女の子は子供を産む大切な体なんだから、腰を冷やしちゃいけないんだぞ」
「なによぉ、そんなに言うんだったら天地にいちゃんが履かせてよ!」
「言ったな!このっ……あ……」
 かっとなった天地がとっさに立ち上がると、腕を握られていた砂沙美は簡単にバランスを崩して尻餅をついてしまう。
「砂沙美ちゃん、ご、ごめん、大丈夫か…い……あ……」
 天地の口が半開きになったまま止まった。砂沙美がこけたときに膝丈のスカートとエプロンとが一緒にめくれ上がり、砂沙美の両足の間が立ち上がった天地の目の前に丸見えになってしまっていたからだ。
「いててて、うん大丈夫……あ、やだ。天地にいちゃんのえっち!」
 天地の視線に気づいて砂沙美はちょっと口を尖らせたが、スカートを直そうとはしなかった。その必要はなかったのだ。砂沙美はちゃんとパンツを履いていたのだから。
「えへへ。このパンツもかわいいでしょ?ニンジンのフロントプリントなんだよ」
 屈託のない砂沙美に、天地はがっくりと肩を落とした。結局、今朝も砂沙美にからかわれていただけだったのだ。
「ごめんね〜天地にいちゃん。砂沙美ね、このパンツどうしても天地にいちゃんに見てもらいたかったから」
「いや、いいんだよ、砂沙美ちゃん。オレもちょっと強く言いすぎたし……」
 なんとなく話が噛み合っていないが、砂沙美に謝られるとさらに下手に出ることしか思い浮かばない天地なのであった。実際、砂沙美が本当にノーパンではなかったことで、安心していた天地なのだが……
「ねえ、天地にいちゃん。明日は本当にノーパンのとこ見せてあげよっか?」
 などと耳元で砂沙美に囁かれると、またも頭にかっと血が昇ってしまう。若さゆえである。
「大人をからかうんじゃな〜〜〜〜い!」
 天地の叫びが木霊し、それを合図にしたかのように、阿重霞や魎呼など、ほかの住人たちが起きはじめる。柾木家の本当の朝はこれからである。

(おしまい)

藻枝笹峰さんによる後書き

状況がTOMOちゃんの作品とラップしてしまいました。すみません。

えびすさんの作品
投稿作品テーマ:夢
大意

『阿知花の想い』

だけで分かりますよね? ね?

TOMOちゃんの作品

投稿作品のテーマ:つとめて(早朝)
タイトル:ある日の朝
冷え込みが厳しいこの季節の朝
ここ岡山の山奥では毎日のように霜が降りる
ふと視線を明るくなりかけた窓に向けると
まるで雲の中 別世界のように思われる

今日 俺はめずらしく太陽が昇る前に目が覚めた
いつもならまだ布団の中にいる時間である
鳥も鳴いていない
聞こえてくるのはこの部屋にある時計が時を刻む音だけである
昼とはまるで正反対
そんな静寂の中 突然一つの音が柾木家を通りぬけた
コンコンコン コンコンコン
澄み切ったその音は 柾木家中に響き渡り そして窓の外の世界へと抜けていった
コンコンコン コンコンコン
再び音が響き また外へと抜けていく
コンコンコン コンコンコン

俺は部屋を出て その音が発せられている場所に向った
もちろん それが台所だという事は分かっていた
階段を降りて行くにしたがってその音はだんだん大きくなる
それと同時に小さな鼻歌が聞こえてきた
とっても楽しそうな歌である

階段を降りきり 台所へと入る廊下の前で俺は足をとめた
のれんの向こうからは今も元気な鼻歌 そして包丁とまな板の合唱が聞こえる
俺はのれんを少しめくり 中の様子をうかがった
その光景は俺が予想したものと少しの狂いもない光景だった
砂沙美ちゃんが一人 台所に立ち みんなの分の朝飯を作っている
毎日 砂沙美ちゃんが朝飯を作ってくれている事はもちろん俺も知っている
でも その事実を目の前にした俺はそのまま砂沙美ちゃんの方を眺めていた
心にくる何かを感じながら…
ふと、俺の脳裏におぼろげなおふくろの姿が浮かび 砂沙美ちゃんと重なった
小さなハウスキーパーである砂沙美ちゃんの後ろ姿が
俺の記憶の底に眠っていた一つの光景をよみがえられていた

いったいどれくらいの時間が流れただろうか…
30秒か1分か10分か…
しばらくして砂沙美ちゃんが俺の方に気づき にこっと笑いながら言った
「おはよう☆」
俺は込み上げてくる何かを必死にこらえながら 砂沙美ちゃんに同様のあいさつをした
砂沙美ちゃんはそれに気がつくはずもなく 再び鼻歌を歌いながら 朝飯の準備をはじめた

俺は居間の方へと足を進めた
窓ガラスに映った自分の顔が少し赤らめているのに気がついた
大きな窓ガラスの外の霜は少し薄くなり 東南東の山からは
眩しい太陽が顔を覗かせていた

またいつもどおりの一日がはじまる
にぎやかでうるさいぐらいの お祭りのような日
プライベートも何もない一日
けれども 俺にとって 幸せな一日が…
TOMOちゃんによる後書き

ど〜も、TOMOちゃんです
天地になったつもりで書いたんですが、最後の部分とかは私が天地になったみたい(^^;
天地が天地じゃないです(笑)
なんだか終わり方を考えずに書き始めたので最後が無茶苦茶になってますね…(^^;
あぁぁぁ、天地はいいなぁ。 僕も砂沙美ちゃんに朝ご飯を作ってほしいなぁ。

唐須一二三さんの作品

 投稿作品のテーマ:つとめて(早朝)
タイトル:おはよう
砂沙美はね、朝が大好きなの。
え?朝は寒いし眠いし嫌いだって?
砂沙美だって寒いのはちょっと苦手だし、
お布団の中で「もうちょっと眠っていたいなあ」って思ったりもするよ。
でもね・・・う〜ん、なんて言ったらいいのかあ・・・。
そう、例えばね・・・。

お料理作るのって砂沙美のお仕事でしょ?
それでね、朝ごはんの支度を始める時って
まだほかのみんなは眠ってるの。
砂沙美が一人で台所でね、お味噌汁の具に入れるねぎを切ったり
お魚を焼いていたりするでしょ。
そうしてるとね、お姉様達が起きてきて台所を覗きながら
「砂沙美おはよう」って言ってくれるんだ。
あ、魎皇鬼ちゃんは「みゃみゃ」だっけ。
みんながね、「おはよう」って言ってくれるのが砂沙美は嬉しいの。
なんだか、みんなのお母さんになったみたいなんだもん。

それにね・・・それにね、あの・・・天地兄ちゃんはね、
台所に入ってきて砂沙美の肩越しにお鍋を覗きながら
「砂沙美ちゃんおはよう」って言ってくれるんだよ。
それが砂沙美は一番・・・うん、誰よりも一番嬉しくて・・・えへへ。
え?なんでって言われても・・・ちょっと恥ずかしいナ。
その・・・ね、天地兄ちゃんのね・・・お嫁さんになったみたいな気がするの。
だってだって砂沙美、天地兄ちゃんの事・・・大好きなんだもん!
大きくなったら天地兄ちゃんのお嫁さんになりたいんだもん!

だからね、天地兄ちゃんに「おはよう」って言ってもらえるのが
砂沙美は、とってもとってもとっても嬉しいの。

だからね、砂沙美はね、朝が大好きなの・・・。

唐須一二三さんによる後書き 

やれやれ、今回も砂沙美ちゃんモノローグになっちゃいました。すいません。
こうなったらシリーズにするしかないんでしょーか?私・・・。
あれ?そーいやテーマは早朝だったはずなのに内容が(爆)。
それにしても砂沙美ちゃんは天地君のことが好きなのね(T T)。
書いていてむなしくなってきました(をいをい)。

投稿作品のテーマ:バレンタイン
タイトル:courage
あの人、砂沙美のチョコレート受け取ってくれるかな
受けとって欲しいな
でも・・・受け取ってくれなかったらどうしよう
ひょっとしたら、ほかの娘のチョコレートを・・・
砂沙美だってあの人の事好きなのに

もう!砂沙美ったらダメだなぁ
こんなに弱気になるなんて・・・
あの人を好きだって気持ち、誰にも負けないはずじゃない!
あの人にチョコレート渡すって決めたんじゃないの!
それなのに・・・

神様、どうか砂沙美に勇気を下さい
ほんのちょっとでいいから勇気を下さい
あの人にチョコを渡せるように・・・
あの人に砂沙美の想いを伝えられるように・・・
砂沙美、がんばるから・・・
あの人に想い伝えたいから・・・
唐須一二三さんによる後書き 

今回は萌田砂沙美ちゃんのつもりです。
 この位の年頃の娘って、大人から見たら些細な事でもきっと、
 こんな風に真剣に悩むんじゃないかな?と思います。
 砂沙美ちゃんにはいつまでもそんな純真さを持ち続けて欲しいと
 願ってこの詩を書きました。
 ああ、それにしてもタイミングはずしちゃってくやしいじょ(T T)

DIN−GIRさんの作品

投稿作品のテーマ:夢
タイトル:誓い
夢の中でしか逢えない
君との約束

あの日君は言ったね
「砂沙美が大きくなるまで、待っててね」

思わず抱きしめると
微笑みで応える君

あの日から ずっと君のために歩いてきた
だけどどこまで行けば 君に逢えるのだろう

決してかなえられない僕の夢
でもきっと忘れない、あの夜の夢

決して果たされることのない君との約束
でもきっと守り続ける、君との約束
DIN−GIRさんによる後書き 

私の2作目です。まあ、前回の続きかなぁ。
 全作はなんだか言葉に凝りすぎた気がするので、今回は”シンプル&ストレート”を狙ってみました。
 実はひらめいてからできあがるまで30分もかかってなかったりする・・・。
 たまには変にいじくり回さず、できたてのもいいかなぁと思ったのですが、いかがでしょうか。

 ちなみに前半部の”夢”は、私が実際に見た夢です。続きが見たいです。
 ”約束”には色々と含みがあるのですが、とりあえず砂沙美ちゃんとの秘密ってことで。

パワーマンさんの作品

投稿作品のテーマ:夢
タイトル:砂沙美もいつか、きっと・・・
みんなはどんな夢を見るの?
えっ、砂沙美?砂沙美はえーと、美紗緒ちゃんと遊んだ夢に、
魎ちゃんとお部屋ではしゃいで天地兄ちゃんに叱られた夢、
おやつを食べ過ぎて苦しくなっちゃった夢、それから砂沙美が
大きくなって、きれいなお姉さんになった夢とか・・・砂沙美の
夢っていろんなのがあるでしょう。

でもね、いつだったかこんな夢を見たの。ある日砂沙美が道で
買い物袋の中身を落としちゃって、そのとき通りすがりの男の人が
いっしょに拾ってくれたの、そしてその人と知り合いになって、
いっぱいお話しして一緒に遊んで、すごく楽しかったの。

やがてその夢を毎晩みるようになって、不思議と夢の中身
だってはっきりと覚えているんだよ。
いつも砂沙美のそばにいてくれる人、砂沙美とっても幸せで、
まるでメロディのトンネルを2人でくぐっていくような
そんな毎日だったの。
なんだかその人のことをだんだんと、好きになっていって・・・
砂沙美、夢の中のその人に恋しちゃったみたい。
ちょっとニブいとこがあって、砂沙美のこの想いをなかなか
感じてくれないんだけど、とてもやさしくて、素敵な人。

そんなある日、その人は旅に出ちゃったの。砂沙美に
何にも言わないで、手紙だけを残して・・・
突然砂沙美をおそった悲しみ、いっぱい涙が出たの。
朝起きたら、枕やシーツがびしょびしょになっていて、
次からはもうこの夢はみなくなっちゃった。

だけど砂沙美のカンでね、その人はどこかに本当にいて、
そして砂沙美をまってくれていると思うんだ。
そして、いつかきっと・・・
パワーマンさんによる後書き 

ボリューム的にもうちょっとなんて自分で注文つけたりして(^^;
彼女はCD屋さんのお手伝いしたり、ごはん作ったり、魔法少女に
なって頑張ってきたのですから、ステキな王子様みたいな人が現れ
てもいいかなと思いました。王子様に立候補しちゃおかな(殴)

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